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日本の食文化において特別な存在である真鯛は、美しい桜色の姿と上品な味わいが特徴の白身魚です。
また、縁起の良い魚として祝いの席や贈答品にも用いられることでもなじみがあるのではないでしょうか。
近年は養殖技術の発展により、高品質の真鯛を安定して供給することが可能になり、通販を利用して全国どこからでも手頃な価格で仕入れることができるようになっています。
本記事では、高品質な養殖の真鯛を通販で仕入れる際のポイントについて詳しく解説します。
品質の見極め方や産地ごとの特徴、コストパフォーマンスを考慮した選び方など、信頼できる仕入れ先を見つけるヒントをご紹介します。
養殖真鯛を通販で仕入れるメリットとは?
養殖真鯛の品質と安全性
現在流通している真鯛のうち、養殖真鯛の割合は高く、全体の8割が養殖だといわれているほどです。
流通する真鯛のなかでその多くを占める養殖真鯛は、水産会社や養殖業者の徹底した管理のもとで大切に育てられ、高い品質を誇ります。
水質やエサの管理が常に行き届いているため、脂のりや大きさなども含め、一年を通じて一定の品質を保つことが可能になっています。
また、その品質も天然真鯛と味わいの点で遜色がないだけでなく、寄生虫のリスクも低いため、安心して仕入れることができます。
特に愛媛県や熊本県、高知県では盛んに真鯛の養殖が行われ、その品質は市場でも高評価を得ています。
通販ならではの利便性とコストパフォーマンス
日常生活の中で利用することの多い通販ですが、魚介類の仕入れにも適していることをご存じでしょうか。
近年は一般の小売店だけでなく、漁協や漁師などの生産者や市場の仲卸に加え、産地に拠点を置く専門卸などのウェブサイトから、ネットショッピング感覚で真鯛が仕入れられるようになっています。
産地直送などの通販を利用することで、日本全国どこからでも簡単に鮮度の良い養殖真鯛を仕入れられるのが良い点で、都市部の市場に通ったりしなくても良いものが見つかります。
もちろん産地直送の場合であれば、水揚げした日のうちに直送してもらえることが多いため、鮮度は抜群なのに加え、店舗まで配送してくれるので忙しい方にも便利です。
また、都市部の市場や卸などの中間業者を介さないため、その分の中間コストを省けることから、コスト削減にもつながります。
養殖真鯛の産地による違いと仕入れ前に押さえるべきポイント
養殖真鯛の品質は、産地によって養殖の方法などが異なるため、味わいなども自ずと変わってきます。
ここでは産地ごとの代表的なブランド真鯛の特徴についてご紹介します。
愛媛県「愛鯛」
養殖真鯛の生産量日本一を誇る愛媛県では、本当に美味しい養殖真鯛を作ろうと、県内屈指の養殖業者が漁協の枠を超えて集結した「ネオメイト」という団体があります。
この団体の生産者と愛媛県漁連が品質にこだわって生み出したのが「愛鯛」というブランドの養殖真鯛です。
専用のいけすでは、一般的な養殖真鯛よりも10%少ない数で育てることで真鯛のストレスを軽減し、健康に育てています。
専用の飼料には、ビタミンやミネラルを独自のバランスで豊富に加えてあり、これによって真鯛の鮮度が落ちにくくなるのが特徴です。
また、体に良い成分とされるDHAやEPAを豊富に含むのも良い点です。
ほどよい脂のりと歯ごたえの良さに加え、血合いの部分の変色が少ない、上質な真鯛になっています。
熊本県「天草さくら鯛」
熊本県の中でも魚の養殖が盛んな天草地方で育てられ、皇室の祝宴などに用命されたことのある、由緒あるブランド真鯛が「天草さくら鯛」です。
さくら鯛の大きな特徴として、大きく美しい外観がまず挙げられます。
養殖の真鯛は体色が黒みがかっているものが多い中、さくら鯛は天然物のように鮮やかな赤い色をしており、これは養殖の技術が発達している天草ならではの職人技ともいえるものです。
また、さくら鯛の飼料はオリジナルのもので、ビタミンやミネラルが多く含まれるだけでなく、イカや貝、甲殻類などが使われており、その味わいに大きく影響しています。
独自の餌でうまみや甘みが濃厚な味わいとなり、季節によっては天然物をしのぐほどの味わいと評され、その品質の高さに定評があります。
高知県「海援鯛」
高知県も隣の愛媛県と並んで、魚の養殖が盛んに行われている県ですが、高知県の浦ノ内湾で生産されているのが「海援鯛」です。
温暖で一年を通じて安定した生産が行える土地で生まれる真鯛は、姿形が美しいものだけが出荷されているため、鮮やかな色合いのみずみずしい見た目が特徴です。
専用の飼料には魚やオキアミ、イカなどを粉末にしたものにビタミンやミネラルを添加し、成長段階に応じて与える量を変えながら真鯛を育てていきます。
また、ゆっくり成長させることでうまみを凝縮させ、余分な脂肪を持たず、しっかりとした歯ごたえの養殖真鯛になっています。
養殖真鯛の鮮度を見極めるコツ
市場などで養殖真鯛を仕入れる際、大切になるのが鮮度の見極めです。
真鯛の場合、下記のようなことに気をつけて吟味するようにしましょう。
・できれば活け締めなどの適切な処理がされているものを選ぶ
・身が厚く、尾に幅があって太いもの
・1尾で仕入れる場合、目が澄んで縁の黒い色がはっきりしており、目の上のブルーや、体に出るコバルトブルーの斑点が鮮やかなこと
・1尾で仕入れる場合、鮮やかな赤い色をしており、尾がピンとしていること
・切り身や柵の場合、切り口がだらっとしておらず、血合いの色が濃く鮮やかなこと
・切り身や柵の場合、身に透明感や弾力があるもの
信頼できる通販業者の見極め方
通販と一口に言っても、一般的な小売店や卸業者などだけでなく、全国各地の魚介類を幅広く取り扱う専門卸や、養殖業者や漁協と言った生産者からも現在は購入できるため、通販での仕入れ方法は非常に幅広いものとなっています。
そこに加えて、産地に拠点を置いており、産地直送で仕入れができる通販専門卸が数多く存在しているので、どこから仕入れるべきか、本当に良い業者はどこなのかと悩む方も多いのではないでしょうか。
卸や専門卸の場合、見極めのポイントとして挙げられるのは下記の通りとなります。
・魚介類で評判の飲食店や寿司店などへの納入実績があるか
・目利きがきちんといるか
・魚介類に関する知識が豊富かどうか
・配送タイミングが迅速かどうか
・実際に魚介類を使う際の料理の提案などがきちんとできるかどうか
また、小規模な飲食店などの場合、下記の点も忘れずに確認しましょう。
・小ロットの仕入れに対応しているかどうか
・内臓や骨を取る調理対応をしているかどうか
養殖真鯛を仕入れるなら、片山水産へ!
ここまで天然真鯛の特徴や産地ごとのブランドについて、また、通販で仕入れる場合、どのようなことに注意するべきかについてご紹介しました。
産地直送の通販にはいろいろな業者がありますが、どれがおすすめかについて他の記事でもご紹介しているので、ぜひ他の記事も参考になさってください。
片山水産は、博多の台所として知られる、福岡県の長浜市場を拠点とするインターネット通販専門卸です。
九州の魚の宝庫として知られる、玄界灘の魚介類を中心に取り扱い、全国へ直送しています。
九州各地で育てられている養殖真鯛ももちろん取り扱っており、それぞれの真鯛について詳しい知識を持ち合わせています。
目利きならおまかせください!
片山水産は、鮮度や質にうるさい博多の飲食店に魚介類を納入して40年以上の実績があります。
熟練の目利きがその日水揚げされた魚介類を吟味し、お店まで直送しています。
鮮魚はもちろん、加熱調理用などに加工された商品も取り扱い、チルドから冷凍まで幅広い品揃えと、それに関する知識も豊富ですので、「こういうものが欲しい」といったご相談にも対応しています。
また、お店の規模やご予算、コンセプトに合った魚介類のご提案も可能ですのでぜひご相談ください。
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片山水産では、長浜市場にその日の朝水揚げされた魚介類を厳選し、その日のうちにお店へと発送しています。
東京へは翌日、西日本へは翌々日にお届けですので、とびきりの鮮度を保った状態でお店へお届けできます。
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魚の扱いに慣れていない飲食店の方などには、真鯛を下ろして骨抜きをするなどの下処理に対応していますのでご相談ください。
ぜひこの機会に片山水産へご用命ください!