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魚の雑学

幻の魚・クエを市場から直送でお取り寄せするには?具体的な通販の方法をご紹介

#魚の雑学

1mを超す大きさになるまでに20年がかかるともいわれ、群れを作らずに深海に住むことから、漁獲量が少なく「幻の魚」と呼ばれるクエ。

九州ではアラと呼ばれ、希少なアラをふんだんに使ったアラ鍋は、九州の冬の御馳走として人気の一品になっています。

なかなか手に入らないクエを入手して、刺身や鍋などで提供したいと考えている飲食店オーナーも多いのではないでしょうか。

この記事ではクエを産地直送でお取り寄せする方法や、通販でクエを仕入れる際の注意点についてご紹介します。

漁獲量が少なく、希少な魚・クエを仕入れるには

深海に住み、1mほどの大きさになるまでに20年かかるほどゆっくりと成長し、生まれたときはすべてメスで、繁殖が終わるとオスになるという謎の多い魚、クエ。

その謎に包まれた生態や、漁獲量の少なさから「幻の魚」と呼ばれるクエを、ぜひ自分の店でも取り扱いたいと考えている飲食店オーナーもいるのではないでしょうか。

しかし都市部では、市場などでも大きいものはなかなか出回らず、どこに注文すれば手に入るのかわからずにいる方もいらっしゃるでしょう。

ここ福岡ではクエをアラと呼び、大相撲の九州場所が行われる11月には、大相撲が行われている福岡に九州の至る所からアラが集まり、そのおいしさが際立つ鍋を食べて力士が力をつけることでも知られています。

希少な魚でもあるので価格的にはとても高価ですが、ふぐと並ぶ冬場の御馳走としてアラ鍋を毎年の楽しみにしている一般の方も多いのです。

そのくらい福岡では馴染み深い魚ではありますが、地元の料亭や高級料理店などで消費される傾向にあることや、もともとの漁獲量が少ないため希少価値のある高級魚としてもてはやされています

東京や大阪などの都市部でクエを仕入れるとなると、そもそもの漁獲量が少なく、産地に比べてかなり高価になるため、産地直送のお取り寄せを活用するのがおすすめです。

ではその仕入先としてどのようなところがあるのかについて、ここではご紹介していきます。

漁師や漁業会社から仕入れる方法

実際に産地で漁を行っている漁師や漁業会社からクエを仕入れる方法は、一番シンプルな方法かもしれません。

釣り物や定置網でとらえられたものなどが直接仕入れできるため、天然物ならではの大きくて身の引き締まったクエを発送してもらえる可能性があります

ただし、ピンポイントで漁師や漁業会社に依頼すると、もともと漁獲量が少ないのですぐにとれるとは限らず、入荷まで時間がかかる可能性が高くなります。

また、気象条件によっては漁に出られないこともあるので、いつでもクエがとれるわけではありません。

例えば予約制でクエ鍋などを確実に提供しなければいけない場合、予定通りにクエが用意できるとは限らないので、お客様にご迷惑がかかってしまう場合もあります。

漁師や漁業会社から直接仕入れれば、卸業者などを利用するよりもぐんと仕入れ価格は抑えられますが、欲しいときに仕入れられるわけではないため、注意が必要です。

養殖業者から直接仕入れる方法

近年はクエも養殖を行っている地域が増えており、そうした養殖業者から直接仕入れる方法もあります。

なかなかとれない天然物と違い、養殖者であれば通年安定して仕入れができるので、クエ鍋を定番メニューにすることも可能です。

味は天然物と遜色がないといいますが、天然物であれば20~30kgのものもあるなかで、養殖物は10kg以下と小さめになります。

お店の規模によりますが、小さめのクエであれば、1本で仕入れてもさまざまな料理で使い切ることができる場合もあるでしょう。

ただし、1匹丸ごとをフルコースのセットにして使うなど、魚体が小さいことをメリットとして活かせる店舗でないと、養殖物を使うのは難しいかもしれません。

また、天候などに左右される点は漁師から仕入れる場合と同様で、海上のいけすまで行けない日には商品の仕入れができません。

安定して養殖のクエを仕入れる場合は、予約状況などを照らし合わせながら注文することも重要になります。

産地の仲卸業者から仕入れる方法

あちこちの漁師や漁業会社、養殖業者が地域の漁港で水揚げしたクエを、最初に取り扱うのが産地の仲卸業者です。

産地の仲卸業者は漁港に集約されたクエの中から良いものを選んで、都市部の市場へと送るかたわら、一部の魚介を地元の飲食店や小売店に卸しているケースがあります。

そうした仲卸業者と繋がりが持てれば、希少なクエの中でも質の良いものを、飲食店オーナーに代わって仕入れて卸してくれる可能性があります。

もちろん、産地で水揚げされてすぐのものを直送してくれるため、鮮度も抜群です。

クエの産地で仲卸業者を探すのは決して難しくはありませんが、実際に仕入れを依頼する際には、現地の下見や契約などのために産地を訪れる必要が出てきます。

そのため、忙しくて地方まで仕入れのために足を運べない飲食店オーナーにとっては、そこがネックになる可能性が高いといえるでしょう。

また、 仲卸業者は小規模なところも多く、インターネットに明るくない仲卸業者も少なくないため、オンラインでさまざまな手続きを踏むのが難しい場合もあります。

産地の仲卸業者も都市部の市場の仲卸業者と同様に、信頼関係を築くことが重要になるため、関係の構築が難しい場合は避けたほうが無難でしょう。

産地のインターネット通販専門業者から仕入れる方法

最後に挙げられるのは、近年たくさんできているインターネット通販の専門卸業者を利用する方法です。

インターネット通販の卸業者には、全国の産地を網羅しているサイトもありますが、地域を限定して産地に密着したタイプの業者も少なくありません。

希少なクエを仕入れるのなら、水揚げ量が他の地域より多い九州にある通販専門卸業者を利用するのがおすすめです。

なかでも福岡の通販専門卸業者であれば、天然養殖問わずにクエを取り扱う機会も多く、そのとき一番良いクエを吟味して配送してくれます。

産地直送になるので鮮度も良く、都市部の市場や卸業者を利用するより価格も安く抑えられるのが魅力です。

デメリットがあるとすれば、インターネット通販専門卸業者は年々数が多くなっているため玉石混交で、自分の店に合った仕入先を探すのに手間がかかることです。

また、自分の目で確かめてクエを購入できるわけではないので、目利きが信頼できない場合はおすすめできない方法です。

クエを仕入れるなら、本場福岡の片山水産へ!

クエは漁獲量が少なく、都市部ではなかなか手に入らない魚ですが、本場福岡では比較的安定した仕入れを行うことができます。

片山水産は魚の宝庫である玄界灘の魚介を中心に取り扱い、クエについてももちろん取り扱っています。

クエのみに限らず、魚の鮮度や品質に厳しい福岡の飲食店とお取引を行って40年の実績があり、魚の目利きには絶対の自信があります。

天然物にこだわりたい飲食店様も、天然物は大きすぎて扱えないと思っている個人経営などの小規模な飲食店様も、お気軽にご相談ください。

大きなクエをさばくスペースや道具がないといった場合にも、こちらで調理が可能なので遠慮なくお声がけくださればと思います。

クエを実際に注文する前に、他の魚でお試し注文をしたいというご要望にも応えています。

ぜひこの機会に片山水産をご利用・ご用命ください。

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