ヒラス(ヒラマサ)は名産地長崎ではポピュラーな魚ですが、一般にはそれほど知名度の高くない高級魚。ブリやカンパチと見た目が似ていますが、特有の味わいがあり食通の間では高い評価を受けています。
この記事では魚一筋40年、片山水産の代表がヒラス(ヒラマサ)について、ブリやカンパチとの見た目、味の違いや美味しい食べ方について徹底解説します。
ヒラス(ヒラマサ)についてなじみのない方にも魅力をお伝えできるよう、美味しい食べ方から豆知識まで広く解説しますので、ぜひご覧ください。
Contents
ヒラス(ヒラマサ)とは?基礎知識徹底解説
ヒラス(ヒラマサ)はスズキ目アジ科に属する魚です。水揚げ量はよく比較されるブリと比べて1/10程度で、なかなか市場に出回らない高級魚とされています。
ヒラス(ヒラマサ)の産地
ヒラス(ヒラマサ)は暖海性の回遊魚であり、天然もののヒラス(ヒラマサ)は東北以南で比較的日本各地で水揚げされますが、主な産地は九州から高知県にかけてのエリアです。
また、量は多くありませんが大分県などで養殖が行われています。
ヒラス(ヒラマサ)の旬
ヒラス(ヒラマサ)は季節を通じて比較的味の変化が少ない魚です。そのため、「旬」という旬は存在しませんが、水温が暖かくなる初夏から秋にかけて水揚げ量が多くなります。
そのため、一般にヒラス(ヒラマサ)の旬としては6月から9月くらいまでが挙げられることが多いです。
ヒラス(ヒラマサ)の味わい
ヒラス(ヒラマサ)はよく比較されるブリに比べ、脂が少なくあっさりとした味わいが特徴的です。あっさりとしていながらも旨みが強く、噛むとしっかりとした味わいが感じられれます。ブリ・カンパチと合わせた「ブリ御三家(次の項目で解説します)」の中で最高峰とも呼ばれています。
ヒラス(ヒラマサ)とブリ・カンパチの違い
ヒラス(ヒラマサ)はよくブリやカンパチと比較されます。いずれもスズキ目アジ科に属する魚で種族的には近いため、三種を合わせて「ブリ御三家」と呼ぶこともあるのです。しかし、見た目や味わいも意識的に比較してみると差があることがわかります。
ブリとの違い
ブリは3種の中では最も流通量が多く、ポピュラーな魚です。ヒラマサとブリは非常に見た目も近いですが、見比べるとヒラマサは平べったい形状をしており、また魚体の中央の黄色い線がハッキリとしており、胸ビレとの間にスキマもありません。
関東か関西かなど、地方によっても呼び方が違いますが、成長するとともに魚の呼び名が変わることから「出世魚」として縁起物で親しまれています。
- 関東での呼び名例:ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリ
- 関西での呼び名例:ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ
なお、ヒラス(ヒラマサ)は成長により呼び名が変わることはなく「出世魚」とはされていません。
味わいとしては3種の中で最も脂が多く、コクがある濃厚な味わいが特徴的です。旬は最も脂の乗る時期である、冬。脂の乗りにより味わいが大きく変わる魚であるため、脂の少ない夏のブリと比較してコクが全く異なります。
脂をそのまま味わう刺身はもちろんのこと、軽く脂を落としてゆがくブリしゃぶや、ブリの脂や旨みを大根に移して楽しむブリ大根も定番の料理です。
カンパチとの違い
カンパチはブリと比べると流通量の少ない魚です。見た目はブリ・ヒラス(ヒラマサ)と一見似ていますが、よく見ると身体はやや黄色っぽく、口先は赤みがかかっています。また、また頭を上から見た時漢数字の「八」のような模様があり「勘八(もしくは間八)」の名前の語源ともなっています。
カンパチもブリと同様、成長につれて呼び方が変わりますが、「成魚の呼び名に魚編がつかない」という理由から「出世魚」の定義からは外れるとされる説もあります。
カンパチは脂が少なく、味わいはブリやヒラマサと比べても淡泊であっさりとしています。食感が良く歯ごたえもあるため、刺身・寿司などの生食に最適です。脂が多い魚が苦手、という方はブリよりもカンパチの方がお好みかもしれません。
もちろん、焼く・煮るなどといった加熱調理をしても美味しく、さっぱりとした味わいはどのような調理法とも合い、その淡泊で上品な味わいを楽しむことができます。
カンパチもヒラス(ヒラマサ)と同様、年間を通じて味わいの変化の少ない魚であり、夏から秋にかけてが旬とされています。
ヒラス(ヒラマサ)の美味しい食べ方・レシピ
ヒラス(ヒラマサ)はどのように食べても美味しく召し上がれますが、特におすすめの食べ方やレシピを解説します。
生食(刺身・寿司・カルパッチョ)
定番ですが、ヒラス(ヒラマサ)の素材本来の味を楽しんでいただくにはまずは生食がおすすめです。定番の刺身や寿司はもちろんのこと、あっさりした味わいであるためカルパッチョなど生魚を使った料理にもよく合います。
かま焼き
頭と身の間にある胸ビレ付近の部位「かま」は骨が多く食べにくいものの、身がしまっており非常に味の良い部位です。
元々旨みが強いヒラス(ヒラマサ)のかまは特に味わいが深く、大きさもあるため、シンプルな塩焼きで食べると満足感もバツグンです。
食卓のメインの一品になることはもちろん、飲食店の看板メニューとしても活躍するでしょう。
照り焼き
サッと火を通し、タレをかけて食べる和食の定番「照り焼き」でもヒラス(ヒラマサ)を美味しく召し上がれます。
甘辛い濃い目のタレがヒラス(ヒラマサ)の淡泊ながらもしっかりとした旨みを引き立て、極上の一品に仕上がります。
ヒラス(ヒラマサ)は火を通しすぎると身が固くなるため、中までさっと火が通るタイミングで仕上げるのがポイントです。
天ぷら
ヒラス(ヒラマサ)は脂が少ないため揚げ物とも相性が良いです。天ぷらにすることで外はサクサク、中は旨みの強い身のホクホクとした食感が楽しめる料理に仕上がります。
ヒラス(ヒラマサ)の購入なら片山水産にお任せ下さい
片山水産ではヒラス(ヒラマサ)の名産地である九州で水揚げされたばかりの新鮮なヒラス(ヒラマサ)を扱っています。良質なヒラス(ヒラマサ)をどこよりも安く、どこよりも早くお届けします。
名産地九州の良質なヒラス(ヒラマサ)を厳選してお届け
片山水産が仕入れるのは地元福岡の玄界灘を中心とし、質が良いことで知られる九州の魚。ヒラス(ヒラマサ)も名産地長崎をはじめとする九州の産地から良質なものを仕入れています。
さらにお客様のもとにお届けするにあたっても、仕入れた中でも特に良い個体を魚を扱って40年の店主の目利きで厳選。本当に良いものだけがお客様のもとに届きます。
直送だから高級魚でも安い!
片山水産では漁師から魚を直接仕入れ、お客様のもとに送ります。一般的な市場を介するルートだと漁協や卸売業者、仲卸御者など中間業者が多く入るため値段がどうしても上がってしまいますが、産地直送であるからこそ、お値打ち価格での提供が実現できるのです。
高級魚のヒラマサであっても、多く水揚げされる産地からの直送であるため、リーズナブルな価格で提供させていただきます。
最短当日着!水揚げされたばかりのヒラス(ヒラマサ)を直送
片山水産では九州の漁師から直接仕入れたヒラス(ヒラマサ)を最速最短で処理し、最適な状態でお客様にお届けします。早朝に水揚げされたヒラス(ヒラマサ)を空輸便を用いて、東京に最短当日中にお届けします。
まとめ
ヒラス(ヒラマサ)について、よく比較されるブリ・カンパチとの違いや美味しい食べ方についてまとめました。
- ヒラス(ヒラマサ)はブリ・カンパチと近い関係にある「ブリ御三家」の一角
- ブリ御三家の中での水揚げ量の少なさや高級な味わいから「最高峰」と称される高級魚
- 淡泊ながらも旨みの強い味わいで、寿司・刺身を中心に様々な食べ方に合う
ヒラマサは淡泊で旨みの強い味わいが特徴の魚。家庭でお楽しみいただけるのはもちろんのこと、飲食店の看板メニューとしても重宝します。ぜひ一度ご賞味ください。
片山水産では名産地九州で獲れたヒラス(ヒラマサ)を、水揚げから当日発送でお届けします。
興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。