飲食店の経営において食材の仕入れは重要な経営判断の一つ。とりわけ、店の看板メニューになるような食材でありつつも賞味期限がある生鮮食品である鮮魚の仕入れは多くの店舗様の課題です。
何を、どれだけ、どこから仕入れるのか、考えることは尽きませんが、良い仕入れ業者を選ぶことができれば、考えることは格段に少なくなります。
この記事では魚を扱って40年、鮮魚の販売業と海鮮居酒屋の料理長を務める片山水産の代表が良い仕入れ業者の特徴や、業者の見極めポイントを解説します。
鮮魚の仕入れで課題をお持ちの飲食店様のお役に立てますのでぜひご覧ください。
優良な鮮魚の仕入れ業者のポイント5選
鮮魚の仕入れ先を選ぶにあたって、優良な業者を選ぶためのポイントを5つ紹介します。
特徴①価格が安い
仕入れにかかる原価は利益率に直結します。商品を安価に販売している仕入れ業者を探すことはとても重要です。
ただし、「安かろう悪かろう」では意味がありません。質の悪い鮮魚、消費期限間近の鮮魚ではかえって料理の質を落としたり、廃棄コストが増えたりするリスクがあります。
良い品を、余計なコストをかけず不当な利益を乗せず、適切な範囲で安価に販売していることが重要なのです。
特徴②商品の質が高い
同じ魚種でも時期によっても、産地によっても、もしくは天然物か養殖かによっても味が変わります。また、大きい魚であれば個体差も大きいです。
数多く水揚げされれる海産物の中でも本当に良いものだけを取り扱って販売している業者を探すことも重要と言えるでしょう。
特徴③商品の鮮度が良い
いかに良い商品でも、生ものである鮮魚は時間が経てば経つほどに質が落ちていきます。鮮度の良い商品を届けられるかも業者の腕の見せ所です。
店舗と近い場所からの仕入れであれば鮮度が良い状態での仕入れも難しくはありませんが、遠隔からの仕入れでも鮮度を維持できている場合は本当に優良業者と言えるでしょう。
特徴④供給が安定している
食材を仕入れられないことは商品を提供できないことを意味し、売上の低下に直結します。
商品の質や鮮度が良いことだけでなく、供給が安定していることも業者選びにおいてとても重要なポイントです。
漁業は自然が相手のため、100%安定させることは難しいですが、いかに仕入れのリスクヘッジしているかも業者の企業努力と言えるでしょう。
特徴⑤魚の知識が豊富
扱う商品の知識が豊富であることは商売人の基本です。特に魚は本当に美味しいものをお客様にお届けするには豊富な知識と経験を要します。
魚を「商材の一つ」程度の認識で扱っていて、知識がない業者よりも知識が豊富な業者を選択することが重要です。
優良な仕入れ業者を選ぶ方法
良い業者を選ぶ5つのポイントについて解説しましたが、実際にどういった方法でポイントを見極めればよいのかわからなければ十分な活用はできません。
優良な業者を選ぶにあたっての方法を見ていきましょう。
実際に話を聞いてみる
対面での会話が可能な場合は対面で、遠隔の業者の場合は電話などで直接話を聞いてみることをおすすめします。
どこから仕入れているのか、何をどのくらいの価格で販売しているのかといった基本情報だけでなく、相手の業者の魚に関する知識も会話の中で知ることが可能です。また、長期の取引となる可能性もあるため、相手の業者の会話での対応そのものも大きな判断材料になります。
遠隔で電話するのが難しい場合はメールや相談フォームなどからの文章のやり取りでも一定レベルの見極めは可能です。
ホームページの有無や内容を確認する
業者のホームページの有無やその充実度を確認しましょう。ホームページは今や企業の顔の一つと言っても過言ではありません。
対面での取引を専門に狭い商圏で商売をしている場合は例外かもしれませんが、鮮魚の仕入れ業者も多くの場合はホームページを持っています。
ホームページがあるか、ある場合はどのようなページが用意されているかも大きな判断材料と言えるでしょう。
ホームページの充実度合いによってはそこで業者の魚に関する知識が判断できます。通販業者の場合、商品や金額が明瞭か、商品注文までの流れが明確かといった点も重要な判断ポイントです。
試しに小ロットで取引をしてみる
良いと思える業者と出会えたら、試しに小ロットで取引してみることをおすすめします。実際に購入してみて質の良い商品が送られくるか、鮮度が良いか、しっかりとした連絡が来るかといったポイントは実際に取引してみないとわからない部分も大きいです。
試しに少ない量で取引してみて、問題なく取引が続けられそうであれば規模を拡大し、継続して取引を続けるような形をとるのが確実な方法と言えるでしょう。
複数の業者と付き合うこともリスクヘッジに重要
優良な業者を探し、取引を続けられると鮮魚の仕入れは非常に安定します。しかし、リスクヘッジとしては複数の取引先を持っておくことをおすすめします。複数の業者と同じくらいのボリュームで取引をしても構いませんし、メインの取引先、サブの取引先といった形で複数の業者と付き合うのも有効です。
優良業者のポイントの一つとして「安定供給」を挙げました。安定した供給を続けられることは優良業者のポイントの一つですが漁業が自然相手の産業であるため、毎日100%仕入れを安定させることは難しいのも事実。そのため1社の仕入れが振るわなかった時のリスクヘッジとして、複数の業者と取引することが対策になるのです。
なお、複数の業者は異なる地域から選ぶことをおすすめします。地域的な不漁の場合、近いエリアの業者と複数取引していても、どちらの業者からの供給も不安定になる可能性があるため、リスクヘッジとしては不十分です。
鮮魚の仕入れは片山水産にお任せください!
鮮魚の仕入れに課題を抱えている方、業者選びに迷われている方は片山水産にご相談ください。
弊社は玄界灘を中心とする九州の良質な海産物を長浜鮮魚市場や漁師から直接仕入れ、お客様のもとに直接配送します。
特徴①産地直送だから安い
片山水産では地元の漁師や市場から仕入れた海産物を産地直送でお客様のもとにお届けします。現地の中央卸売市場や小売店を経由していないため、配送コストや中間マージンが抑えられ、安価でのご提供が可能です。
特徴②この道40年のプロによる目利き
片山水産の商品の仕入れはこの道40年、仕事でもプライベートでも魚を向き合い続けた代表の片山自身が行います。鍛え上げられた眼で選び、本当に良いと思った商品だけをお客様のもとにお届け。ご満足いただける自信があります。
特徴③最短水揚げ当日着!迅速な発送
その日の朝に水揚げされた鮮魚を仕入れたら迅速、丁寧に梱包してからすぐに全国に向けて発送します。
空輸便を使うことで、東京にも最短当日のお届けが可能。前日のご注文で最短当日に、鮮度バツグンの商品が届きます。
特徴④市場仕入れがメインの安定供給
片山水産は仕入れ先として複数の漁師と付き合いがあるだけでなく、九州中の新鮮な海鮮が水揚げされる長浜鮮魚市場をメインの仕入れ先としています。
九州中から商品が集まるため、不漁のリスクはゼロではありませんが、非常に低く抑えられています。
特徴⑤業者として料理長としての豊富な知識
代表の片山は鮮魚の販売業者の代表だけでなく、海鮮居酒屋の料理長でもあります。水産業者として、そして料理人として、魚の生態から美味しい食べ方まで知り尽くしています。
魚の知識についてはお魚通信の他の記事もぜひ読んでみてください。もっと詳しく知りたい魚がありましたら、ご連絡もお待ちしております。
片山のお魚通信 アーカイブ – 九州・玄界灘の魚の仕入れなら片山水産〜飲食店卸専門〜 (katayamasuisan.co.jp)
まとめ
鮮魚の優良な仕入れ業者の見極めポイントについて解説しました。
- 特徴①価格が安い
- 特徴②商品の質が高い
- 特徴③商品の鮮度が良い
- 特徴④供給が安定している
- 特徴⑤魚の知識が豊富
これらのポイントを満たす業者であるか、今回紹介した方法も参考にしながら見極め、業者選びをしてみてください。
また、複数の業者と付き合うこともリスクヘッジとして重要です。
片山水産では九州の質の高い海産物を最短で水揚げ当日にお届けします。産地直送のため、価格も安く、長浜市場をメインの仕入れ先としているため、供給も安定しています。
お試しでの小ロットでの注文や個別のご希望・ご要望も承っておりますので、興味のある方はぜひお気軽にお試しください。
商品一覧 アーカイブ – 九州・玄界灘の魚の仕入れなら片山水産〜飲食店卸専門〜 (katayamasuisan.co.jp)