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福岡中央卸売鮮魚市場(長浜市場)とは?市場で仕入れる卸業者が解説 | 魚のことなら片山水産

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福岡の豊かな食文化の一環として、特に魚・水産物の流通を支えているのが福岡中央卸売鮮魚市場です。この市場は一般的に「長浜鮮魚市場」としても親しまれています。市場の名前は広く知られていますが、市場が果たす役割やその特徴については、意外にも理解されていない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、福岡中央卸売鮮魚市場を40年にわたりメインの仕入れ先とし、九州の消費と流通の一端を担ってきた片山水産の代表が、福岡市中央卸売 市場の重要性や役割、取引に関わらない一般の方々が市場を楽しむ方法などについて詳しく解説いたします。

福岡中央卸売鮮魚市場の役割や位置づけについて詳しく紹介していますので、ぜひご一読ください。

福岡中央卸売鮮魚市場とは?概要と役割を解説

福岡中央卸売鮮魚市場は、福岡市中央区に位置する中央卸売市場であり、新鮮な海鮮物を中心とした海産の商品を取り扱っています。福岡市からの委託を受けて、民間の株式会社により運営されています。

福岡市には青果市場(東区みなと香椎)や食肉市場(東区東浜)も存在し、それぞれの中央卸売市場が専門のジャンルで同様の役割を担っています。

昭和30年に開業し長い歴史を有するこの市場には現在、市場の敷地には市場会館と呼ばれる大きなビルが建っており、その一部は一般にも開放されています。地元の住民やインバウンドを含めた観光客にも親しまれ、市場内の施設を利用して楽しむことができます。

福岡中央卸売鮮魚市場は、福岡や九州の魚介や水産物を全国に供給し、同時に全国(特に西日本)から水産物を福岡に取り寄せるという双方向の重要な役割を果たしています。

役割①:福岡から全国へ!九州の高品質な鮮魚をお届け

福岡中央卸売鮮魚市場には、九州で水揚げされた新鮮な魚介が豊富に出回ります。特に、玄界灘に面した絶好のロケーションを活かし、市場には地元で朝獲れたばかりの非常に新鮮な魚介が並びます。

この水産物は市場で買い付けを行った卸業者や仲買人を通じて地元の飲食店や小売店に供給されるだけでなく、全国にも発送されます。福岡中央卸売鮮魚市場から直接、遠隔地の飲食店・小売店などに発送されるケースもありますが、多くの商品は別の地方の中央卸売市場に流れます。

その市場の中で取引され、飲食店・小売店で仕入れが行いやすいロットに小分けされ販売されることでそれぞれの地方の店頭にまでに九州の海産物が届けられるという構造です。

九州の水産物は全国で高く評価され、重宝されています。遠隔の大消費地、例えば大阪や東京でも九州の新鮮な海産物が簡単に手に入るのは福岡中央卸売鮮魚市場が持つ流通機能の恩恵によるところも大きいです。

地元の魚を市場での取引を通じで全国に流通されることで、地元の漁業者・水産業者を支える役割が福岡中央卸売鮮魚市場には備わっています。

役割②:美食の町福岡を支える!西日本の名産地から鮮魚を仕入れ

福岡中央卸売鮮魚市場では九州の水産物を全国に発送するだけでなく、逆に全国、特に西日本で水揚げされた水産物を仕入れ、地元に流通させる機能も持っています。

それぞれの産地の中央卸売場から、先ほどのとは真逆の流れで、産地の中央卸売市場で取引された地元の海産物が福岡中央卸売鮮魚市場に入ってきます。それを仲卸業者が買い付け、小分けし、福岡の飲食店・小売店を顧客に販売することによって福岡中に流通させるのです。

福岡の飲食店は地元の食材にこだわりを持つ一方で、全国から取り寄せた美味しい食材も提供することで、福岡の高度な食文化が成り立っています。福岡中央卸売鮮魚市場はその仕入れルートの一翼を担っていると言えるでしょう。

福岡の美食を支える中で「他地域の優れた食材の仕入れ」においても市場は極めて重要な存在となっています。

市場内は業者の取引の場!一般客利用はNG

ビル自体には誰でも入ることができますが、メインとなる市場内へは一般客の立ち入りは認められていません。市場は主に卸売業者、仲卸業者、飲食店・小売店など関係者が取引を行う場であり、プロ同士が秒単位で真剣に取引を行う場。そのため、一般の方が市場内で食材の買い物を行うことはできないのです。

施設内で買い物や食事は可能

鮮魚市場会館1階にあるお土産店「鮮座(SENZA)」では、市場の特産品や生鮮加工品を購入することができます。また、同じく会館1階には多くの飲食店があり、一般の方々も利用可能です。これらの店舗では、市場ならではの新鮮な魚介を味わうことができます。一般開放されている市場で食べ歩きするようなスタイルで楽しむことはできませんが、市場のすぐそばでの買い物や食事はまた新鮮な体験となるのではないでしょうか?

市場関係者が出入りしていることから、早朝から営業している飲食店もあるため、朝から質の高い海鮮を楽しむこともできます。

競りの見学や展示施設などの見どころもたくさん!

西卸売場棟2階から競りの様子を観察することが可能です。少し離れたところからにはなりますが、競りの臨場感が伝わってくるのではないでしょうか。また、鮮魚市場会館2階の「魚っちんぐプラザ」では、卸売市場の仕組みや魚の基礎知識などを学ぶ展示もあります。子供から大人まで、初心者から魚や市場に詳しい人まで幅広く楽しめるコンテンツが揃っています。

市場での買い物体験!市民感謝デー

普段の市場の中には一般入場をすることはできませんが、年に6回程度行われる「市民感謝デー」では、市場の一部が特別に一般開放されます。普段はプロ同士で一分一秒を争う取引が行われている現場に足を踏み入れ、いつもとは違う感覚で新鮮な水産物を買い求める体験ができます。この日には家族連れや観光客も楽しむことができ、市場を身近に感じる機会と言えるでしょう。

イベントの開催などのスケジュールについては公式サイトもご参照ください。

美味い魚はココにある 博多長浜鮮魚市場 (nagahamafish.jp)

まとめ

福岡中央卸売鮮魚市場の概要について解説しました。

福岡中央卸売鮮魚市場で、地元の魚介の流通の中心的機能を持ちます。九州の新鮮な海鮮を全国に届けるための発信源であると同時に、西日本を中心とする全国の旬の魚介を荷受けすることで、地元の豊かな微食文化を支えています。

市場自体はプロの業者たちが秒単位での取引を行う場であるため、基本的には立ち入りができません。しかし、随時見学は可能なほか、市民感謝デーには市場に立ち入って、「仕入れ」の気分で買い物を楽しむこともできます。加えて、ビル内のお土産屋、飲食店、展示なども含めて一般来場でも楽しめるコンテンツが用意されているため親しみを持ちやすい施設であるといえるでしょう。

福岡にお住いの方、福岡に旅行する予定のある方はぜひ一度立ち寄ってみてください(福岡はグルメはいくらでもありますが、観光名所は少ないため有力候補となります)。

片山水産では、福岡中央卸売鮮魚市場をメインに九州から仕入れた新鮮な魚介を迅速かつリーズナブルに全国に届けるサービスを提供しています。飲食店だけでなく、一般のお客様からの注文にも対応しているので、興味のある方はぜひ一度お試しください。九州の魚介のレベルの高さをご実感いただけるはずです。

お問合せ・相談 – 九州・玄界灘の魚の仕入れなら片山水産〜飲食店卸専門〜 (katayamasuisan.co.jp)

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